本学園は、1897年(明治30年)に創設されて以来、今日まで、一貫して女子教育の伝統を築いてきました。
 創立100周年を機に、新しい時代の理想として「旭学園ペンタグラム」を制定しました。
旭学園ペンタグラムは、自由な心を持ち、豊かな創造力を養い、自立の心を培い、主体性をもって積極的に行動しようという精神をもとに作られた、5つの理念からできています。
  本学園では、このペンタグラムをもとに、生徒の個性を重視した教育によって、社会の発展向上に貢献できる人材を育成します。

ペンタグラムとは5芒星(☆)で、四肢を伸ばした人間を表し、また終わりのない完全性と力の象徴です。
『旭学園ペンタグラム』は5つのイデアによって構成されているため、5芒星として表すものです。
イデアは「理念」あるいは「理想」という意味をもっています。
つまり私たちが旭学園で学び、豊かな気持ちで社会を生きていくための基本の方針を示したものです。
5つのイデアはそれぞれが独立したものですが、互いに関係しあい、意味を補完しあっています。そのために、いずれかのひとつだけを採り上げたり、強調しすぎたりすることなく、5つのイデアを一体のものとして語り、活かすようにしてください。
「旭学園ペンタグラムの心」と題したこの解説は、永久不変で固定化されたものでは決してありません。むしろこの解説をもとに、あるいは自由な発想のもとに5つのイデアの概念をさらに議論し、発展させていきたいと願っています。そうすることによって、『旭学園ペンタグラム』は真に私たちのものになるのだと思います。 (解説1997年 4月)
●空のように心自由であれ
なにものにもとらわれない自由さは心豊かな人間の成長の出発点です。心の自由が物事の本質を探究させ、創造力を高め、生きる感動を産み出してくれます。
●風のように心やさしくあれ
やさしさは素直に気持ちから生まれ、すべてのものへの愛、思いやり、感謝の基本となり、コミュニケーションやよい人間関係につながります。
●地のように揺るぎない自己をもて
自己を見つめ自立の心を養うことが、個性豊かで主体性のある生き方をもたらしてくれます。
●海のように心深くあれ
いつも思慮を深くし、人に対しては礼儀、節度、品位をもって接したい。また心深くあることは善意による行動(ボランティア)へも導いてくれます。
●陽のように燃える希望で心満たせ
過去、現在を大切にしつつ、未来に夢を描き、目標と信念をもって何事にも果敢に挑戦したい。希望はその源であるといえます。


『旭学園ペンタグラム』は建学の精神に示される「学園訓」並びに「女性像」を根底で引き継ぐものです。「順和」は素直で協調性のあることを目ざし、これは5つのイデアのうち「風」に、「礼譲」は礼儀、節度、品位等で「海」に、「敬愛」は人格の尊重と愛であり、「風」と「海」に、「奉仕」は自発的意味を込めてボランティアとし「海」の中で解釈されるものです。 「女性像」は暖かみ、感性、素直さなどを備えた女性の理想像、あるべき姿を謳っていますが、これらは「風」及び「空」に込められています。
 以上のように『旭学園ペンタグラム』は建学の精神に示される「学園訓」並びに「女性像」理念をより時代にマッチするよう再構築されたものであり、さらにグローバル化する将来、社会も意識しています。