学長 香津子の部屋BLOG_PRESIDENT

2020年07月21日

佐賀女子短期大学の真心

この学校の良さを語るのに、ひとつのエピソードを記してみたいと思います。

 

本学のブランド、ダブルディグリー制度が日本の短大で初めて誕生した理由。

 

最初の協定校は、韓国の蔚山科学大学。韓国の大学校(日本の短期大学に相当)の中でも、ワールドクラスカレッジと呼ばれるトップレベルの学校です。学生数も1万人近く、初めて訪問した際には、キャンパスのスケールの違いに圧倒されました。

 

そんな相手校が、いくつもの日本の候補校から最初のダブルディグリー協定先に本学を選んだのは何故なのかが疑問でした。

 

協定締結に来学された蔚山科学大学の総長先生にその理由を訊いてみました。

 

「学校の質は学校の規模ではありません。教育の質です。佐賀女子短期大学にはどこにも負けない真心があります。それがブランドです。過去に交流でお世話になった本学の先生や生徒が、一番親身になって対応してくれた日本の大学だと聞いています。」

 

「大きな規模の大学にもいくつか留学の打診をしましたが、大学のカウンターまで来て、申し込みをしてください、そこから対応しますと言う事務的な答えでした。しかし佐賀女子短期大学は、ビートルの港、福岡空港まで迎えに来てくれて、一緒に日用品の購入まで面倒を見てくれ、本当に安心できたと聞いています。」

 

他の韓国の協定校も、蔚山科学大学にも匹敵する大規模校ばかりですが、本学からの留学生に対する丁寧で親身な対応には本当に頭が下がる思いです。空港まで迎えに行き、空港まで送るのは当たり前という文化です。

 

「自分がかつて韓国に住んで不安な時に韓国の人たちから親身にお世話いただき、本当にありがたかった。自分は今、その恩返しをしているだけですから。」と、本学の副学長で、このダブルディグリー制度を導入した長澤雅春教授は柔和につぶやいています。

 

「効率が大事。無駄な、生産性の低いことは省くべき」という言質が強まっている時代です。けれど一方では、人間の営みが予定調和にいかないアフターコロナの時代でもあります。自分の利害をいったん脇に置き、他者のために動くことは無駄なことではありません。人づくり、教育の世界では時代を超えて大事なことだと確信します。

 

蔚山科学大学総長先生の「佐賀女子短期大学には真心がある。それが貴校のブランドだ。」と言ってくださった言葉を時々誇らしく思い出しています。

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