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2019年01月23日
巻き柿づくり体験学習 ~大和町松梅地区の柿文化伝承活動~
1月22日、佐賀市大和町松梅地区の伝統的な干し柿の普及に取り組む「湛然の里と葉隠の会」の皆様を短大にお招きしました。
食とヘルスマネジメントコース(栄養士)の1年生は昨年11月に「湛然の里」で柿の収穫をし、皮をむき、干し柿づくりを学びました。今回は松梅地区で継承されている「巻き柿づくり」について学びました。
本年度は小中一貫校松梅校小学部の5・6年生も来校していただき、一緒に「巻き柿つくり」に挑戦しました。
「湛然と葉隠の会」の皆様のご指導を受けながら、干し柿のヘタと種を丁寧に取り除き、手で平らになるように包丁を入れます。
巻きすに干し柿を重ねながら並べ、空気が入らないようにしっかりと巻いていきます。巻いた柿をさらにクッキングペーパーで包み、さらにラップで包みます。最後に紐でぐるぐるとしっかり巻き上げていきます。これを冷蔵庫や冷凍庫で保存します。今回学生たちが作った巻き柿が食べられるのは、来年になるそうです。
この体験学習は毎年実施しており、2年生が昨年作った巻き柿を試食しました。
切り口は唐草模様のような、お花のような、巻く人によって違う形になります。実は巻き柿は和菓子の元祖とも言われているそうです。甘みが深く、昔は保存食としても作られていたようですが、これからも伝承していくべき、すばらしい食文化であると感じました。
巻き柿づくりの後は、学生が「湛然の里と葉隠の会」の皆様に感謝を込めた手作りの昼食を用意し、交流会も行いました。小学生の皆さんも「美味しい」とたくさん食べてくださり、栄養士を目指す学生にはとても良い機会となりました。
栄養士として、食文化を伝承していくことの大切さを学び、地域の方々や小学生との交流ができた貴重な時間となりました。