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2019年04月03日

2019年度 佐賀女子短期大学入学式 学長式辞

佐賀平野の豊かな緑に降り注ぐ光にも、そよ吹く風にも、春の暖かみを感じる季節となりました。本日ここに多くの来賓の皆様のご臨席を賜り、平成31度学校法人旭学園 佐賀女子短期大学入学式を挙行できますことは誠に喜びに堪えません。

本学に入学された新入生209名の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。皆様の門出を寿ぐのにふさわしい桜満開の佳き日を迎えることができましたことを教職員一同大変うれしく思っています。皆さんひとりひとりの入学前の努力に対して敬意を表すると同時に、暖かい愛情を持って皆さんを支えてこられた保護者の方々をはじめ関係する皆様に心よりお祝い申し上げます。
 さて、旭学園は、明治30年に、尋常小学校教諭の中島ヤス先生が近隣の子女からの願いを受けて裁縫を教えられたことに始まります。ヤス先生の教えを請いたい人が自然と増えていきやがて家塾となりました。生徒のために最新の学びをせねばと上京して自らも学んだというヤス先生の人間性が大勢の生徒たちに慕われたと伺っています。ヤス先生は、旭のように万人に公正無私、平等である教育を願い、旭学園と名付けられました。

佐賀女子短期大学は、創立53年目となりますが、この学園は一貫して女子の人材育成を続けて参りました。私は、佐賀女子短期大学に赴任して36年間保育系の教員をしてまいりました。素晴らしい先輩・同僚の先生方や素敵な学生との出逢いに恵まれ、佐賀女子短期大学への愛着が強く、この学校の良さをもっと多くの方に伝えたい気持ちが膨らみ、昨年の春、第12代学長に就任いたしました。同時に、内田信子理事が旭学園の新理事長となられ、旭学園はじまって以来の、女性理事長、女性学長のコンビが誕生し、1年が経ちました。2人とも、長年にわたり、女性や子どもたちが幸せに生きるため、地域の方々とネットワークを構築しながら市民活動をしてきていますので、未来を担う女性の人財育成には人一倍情熱を持っています。

本学では、この2年間で資格免許の取得はもちろん、女性として人間としての可能性を広げる学び、他の専門職と力を合わせて地域課題の解決を目指す学びなど、就職や進学など次のステージに立った時に役立つ学習環境を豊富に準備しています。

この数年間、本学の教職員が協力して進めてきた教育改革の実績について、簡単にお伝えします。

平成28年度には、私立大学の教育改革の模範校5校のうちの1校として、早稲田、慶応、近畿、金沢工業大学という大規模有名私立大と並んで、短期大学の中で唯一文部科学省の説明資料に掲載されました。平成29年度には、私立大学のブランドの研究促進をねらいとした文部科学省の選定事業においても、韓国文化を学ぶ研究の拠点として高い評価を受け、全国短大5校のうちの1校に採択されました。平成30年度には、教育改革を進めた私立大学へ財政支援を行う文部科学省の選定事業においても、本学は、5部門のうち3部門で選ばれましたが、短期大学申請校200校のうち3部門選定は2校のみという快挙でした。

本学は、教育改革の進んだ学校として全国の短期大学で注目を受けている、大きな可能性を秘めた、地方都市佐賀の小さな短大です。地元の佐賀新聞に限っても、この一年間で本学関連の記事が約80件掲載されています。自治体との連携、グローバル教育、女子教育、子育て支援、災害支援ボランティア、商品開発などひとつひとつが教職員と学生とで挑戦してきた成果です。教室での学びに加え、地域や海外で学ぶ経験がさらに学生を育ててくれました。

さて、新入生のうち、社会人学生が11名、留学生が48名。これまでも社会人、留学生とともに学ぶ環境は、年齢や文化を超えてお互いを理解する良い機会となってきています。今年初めてミャンマーの日本語学校から19名の留学生が介護福祉士養成コースに入学してきます。また、別科生としてミャンマーから6名、台湾から1名入学します。教え子の晴れ姿を見届けたいと、ミャンマーの日本語学校の校長先生3名もご臨席いただいています。留学生受け入れ施設の皆様も大勢御参列いただきました。ありがとうございます。

本学は、多様な学生の受け入れを進めています。同じ地域、同じ年齢の友人と過ごしてきた高校時代とはまた違った豊かな学習環境になります。新しい世界に心開いて飛び込んできた入学生の皆さんにとって、本学が安心できる場所でありたいと願います。

先日、卒業前の後期試験で、席を立つときに、机の上の消しゴムのくずをてのひらに集めてそっとゴミ箱に捨てていく学生の姿を見ました。教師からの指示命令でなく、自分はこうありたいという内なる声に従って行動できる姿を見て、涙が出るくらい嬉しく思いました。ささいなことかもしれませんが、私はこんな学生を誇らしく思います。これは二年後の皆さんの姿なのです。

新たな生活に対しては期待や希望があるとともに不安もあるかと思いますが、これから様々な力を身につけていただき、有意義な学生生活を送っていただければと願っています。

保護者の皆様に対しましては、ご息女を本学に託していただく責任を感じています。二年後に成長されたご息女が本学を堂々と卒業される姿を見ていただけるよう、教職員一同、旭学園の精神で、教育の質を高め、支援させて頂きたく存じます。どうぞご息女への応援を引き続きお願いいたします。

最後に改めてお祝いの言葉を申し上げます。ご入学おめでとう。皆様も先輩に連なって、佐賀女子短期大学の希望の光となってください。

以上を持ちまして、学長式辞と致します。

 平成30年4月2日 佐賀女子短期大学 学 長  田口 香津子

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