2026年4月の開設を目指し、武雄アジア大学では、地域社会への貢献と市民の皆様の知的好奇心に応えるため、市民講座シリーズ「学問の楽しさ」を開講しています。
9月21日(日)に開催された第6回講座では、江戸・明治時代の文学、特に江戸中期から明治の漢文学、芸術、思想などを専門とされている、早稲田大学特命教授 仙台メディアテーク館長・ロバート キャンベル氏を講師にお迎えし、「壊れたものが遠くへ行かないように~証言記録と芸術の断片について~」と題してご講演いただきました。今回、会場が通常とは異なり武雄市北方公民館にて開催したところ、約200名の方々にご参加いただき、盛況のうちに幕を閉じました。
講演内容のハイライト
- 江戸時代の茶入れの道具は極めて文学的で、一つ一つが世代を超えて、時代を超えて、世紀を超えて持ち主によって違う意味が重ねられていき、伝承される。
- 時々刻々と状況が変わる中で、表現者(芸術家、文学者、画家、映像を作る人、演劇を作る人たち)が自身の想いをどのように形にしているのか確かめたいという思いから、ロバート キャンベル氏は実際にウクライナの戦地に足を踏み入れ、取材された。
- 自然災害によって壊れてしまった小さな破片から「箸置き」をつくりウクライナに持って行った際、自然災害で壊れてしまったものがこのような形で蘇ることができるということを目の当たりにし、ウクライナの市民は勇気をもらったと言った。
- 人災や天災、戦争によって壊れた陶磁器の破片はただのゴミのように見えるかもしれないが、どうしてその姿になったのか、という様々な背景を物語っている。
- 天災や人災、戦争などによってものが壊れたり、人の身体や心が傷ついたりする。それらがどのように復興していくのか、文字として、文学として語り継ぎ、遺していくことが大切。そして、壊れたものが埋もれてしまわないように、忘れられないように、壊れたものを繋ぎ合わせ新しいものに生まれ変わる姿を見せていきたい。
また、小長谷先生とのトークセッションと参加者からの質疑応答をとおし、活発に意見を交わしました。
次回 第7回市民講座のご案内(特別編)
次回の市民講座は、
10月11日(土)15:00~16:30に開催いたします。今回は、法政大学地域創造インスティテュート教授・増淵 敏之氏と、ミュージシャン兼プロデューサー・藤井 要一氏による対談とする、開学決定特別編でございます。「『水曜どうでしょう』と それを支えた、みゆき、千春以降の 札幌のローカルミュージックシーン」と題してご講演いただきます。どうぞご期待ください。
(都合により、10月18日開催予定であった講座から変更とさせていただきました。開催時間についても通常とは異なるためご注意ください。)
参加費は無料、事前申し込みも不要です。武雄市民の皆様はもちろん、どなたでもお気軽にご参加いただけます。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
武雄アジア大学市民講座シリーズ「学問の楽しさ」で、新たな知の世界を体験してみませんか。
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学校法人旭学園新大学設置準備事務室
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